えひめスイーツコンテスト2015年生菓子部門グランプリ受賞
堀内 和子さん

グランプリ受賞
愛媛の香り高いかんきつを使って「中秋の名月」を表現してみました。
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- 作品名
- lune(リュンヌ) ~十六夜~
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- 使用産品
- 灘オレンジ・温州ミカン・日本酒・米粉
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- 氏 名
- 堀内 和子さん
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- お店情報
- 愛媛調理製菓専門学校
松山市勝山町1-1-5 TEL 089-943-7151
定休日:日曜日、祝日
HP:https://www.aicho.ac.jp

Qえひめスイーツコンテストに参加したきっかけ、作品の思い出、受賞後の変化を教えてください。
愛調を卒業後、パティシエとして働き、母校の教員になったのをきっかけに、学生と一緒に自分も挑戦してみようと思いました。初参加の時は「愛媛といえばかんきつ」にとらわれ、自分の思いを表現しきれなかった悔しさがあったので、2度目の挑戦では思い切って自分が魅力に感じる「日本酒」を主役に。
思いを強く持てるものを軸にしたことで、思い描いたイメージにたどり着けました。コンテストは、自問自答していく過程に成長があると感じているので、学生には良い機会になっていると思います。

Q日頃、愛媛県産品を使ったスイーツはどのようなものを作られていますか?スイーツに使いやすいお薦めの県産品、生産者との連携、工夫していることなどを教えてください。
本校では、販売実習のための商品開発で、県産品を使ったスイーツを作る機会があります。愛媛県内各地から学生が集まっているので、それぞれの地元の素材を共有し合ったり、道の駅やアンテナショップでいろんなかんきつを食べ比べてみたり、学生たちは結構熱心に追求しています。
洋菓子においては、かんきつの果皮を使うことが多いので、廃棄物になることの多い果皮を少しでも有効利用できれば、生産者さんのお役にも立てるのかなと思います。

Q今後の目標・意気込み、えひめスイーツに期待することは?
パティシエを目指す学生たちは、県外就職希望者が年々増えてきています。地元に残る人が少なくなることはちょっと残念に思います。ちょうど都会に憧れる年でもありますし、挑戦していくのは素晴らしいことですが、学生たちには「愛媛は食材に恵まれている土地である」ということを覚えていてほしいです。
自分の置かれた環境には素晴らしい素材がたくさんあるということを、えひめスイーツコンテストを通して気づいてもらえたら、うれしいです。